CSR

弊社の力は大変小さいですが、「100を受けたら、101を返す」ことができるように継続的に社会貢献活動の改善を図ります。 弊社の企業理念にあって、社会とのかかわりは最も基本的な要素の一つであり、微力ながら絶えずよりよい社会の実現に貢献することを存在意義の一つにあげています。

大真奨学生

株式会社大真が留学生支援をしようと思った理由

img01弊社、株式会社大真が設立されて7年が過ぎました。会社の永続的な繁栄のためには応分の社会貢献が不可欠であるとの考えのもと、具体的な社会貢献の有りようについて社内的に議論を重ねた結果、弊社としましては、海外留学を志す真面目な若者の支援という形を取らせて頂くことを選択いたしました。その理由は以下の通りです。

我々日本人は自分たち自身のことを表現するのがあまり得意ではないようです。かつて弊社代表の大口は国際会議に出席するような機会があったのですが、その場には何人か日本人がいるにも関わらず、その会議では日本人が発言することはほとんどありませんでした。もちろん、国際的な舞台で活躍されている日本人は大勢いらっしゃいますが、平均的な話で言いますと、そのような場において外国語で積極的に発言するような日本人の比率は低いのではないかと思います。

私どもは貿易業をさせていただいておりますので、職業柄外国人と接する機会が多くあります。同時に、日本の製品を販売することが多いので日本人のビジネスマンとも数多く話をさせていただきます。そんな中で感じるのは、やはり日本人は真面目だなあ、ということです。別に外国人が特に不真面目ということではなく、一般的な日本人の気質というのは世界的な通常レベルではありえないほどに「いい人」、悪く言えば少し「お人好し」であるとさえいえると思います。度が過ぎる「お人好し」は困りますが、私は「いい人」が多い日本人の気質、だます人が少ない日本社会は誇りに思います。人生だまされっぱなしでは困りますが、基本的には悪いのはだまされる人よりだます人ですよね。

More +

そんな真面目な気質のおかげもあって、日本製品の品質は世界的に認められ、明治維新以降一貫して日本の経済力の発展はめざましいものがあります。しかしながら、経済は一流でも政治は二流と揶揄されてきたように、自らリーダーシップをとって世界を引っ張るという人材はあまり出ていないように思います。真面目にやっているのにちゃんと分かってもらってないとしたらもったいないじゃないですか。

基本的に口下手なのだと思います。「沈黙は金」「無言実行」「空気を読む」などの言葉に象徴されるように、自らの言葉で自分たちの意見、立場などを皆に分かりやすく説明することの重要性に対するコンセンサスがないことがその背景にあると思います。似たもの同士日本国内で生活していくには比較的問題はないとしても、世界がどんどん狭くなり、あらゆる面において国際競争が激化している今、国際社会でも諸外国と自然に自らの立場を説明し、時には主張し、理解を得て、近しくお付き合いをしていくことの重要性は増しています。もっと単純に分かりやすい口下手の背景は英語力だと思います。日本では、幼少期に実践的な英語教育がなされていない、英語と日本語の言語としての距離が遠い、などの理由で、ブロークンでも英語を話すことのできる人の割合はかなり少ないと思います。英語が苦手ならいくら説明したくても出来ないですよね。

上記のような現状認識の下、日本の立場に立ってきちんと論理的に外国人と話ができ、日本発の情報を世界に発信できる人を一人でも増やしたいという思いで、真面目に努力をして海外留学を志す若者に奨学金をオファーしたいと思います。日本を離れる経験を持つことで、日本の良さを再認識することもでき、大きな自信を得るチャンスにもなるでしょう。御本人のモチベーション維持の観点もあり、留学費用全額援助はいたしませんが、海外の大学、大学院、MBAコース等の授業料あるいは渡航費用等を1年間支援させていただきます。結果、日本と海外との交流が深まることによって、日本はもちろんのことお付き合いをしていく世界中の国々にとっても利益になると信じます。

2011年6月6日
株式会社 大真 社員一同

奨学生レポート

〜弊社では日本人として自らの言葉で外国の方とコミュニケーションをとるグローバル人材の育成に力を入れています。〜

2020年8月

<1年を振り返って>

瞬く間に留学開始から1年が経過しました。特に修士1年目の後半は、社会情勢が不安定でしたが、大真奨学金は私の経済的・心理的な支えとなり、無事に勉学と研究活動を継続することができました。1年間、絶え間ないご支援をいただき、本当にありがとうございました。

 

申請時にかかげた目標とその達成度は以下の通りです。

[研究面] 水文学に関する幅広い分野の知識を深め、土地利用や気候がどのように水資源問題に影響を与えるかについて理解を深める。

研究については、指導教員のご厚意もあり、様々な気候の下にある流域について研究させてもらいました。研究プロジェクトの補佐や研究室のセミナーを通して、乾燥地域に属する都市部サンディエゴの川から、豪雪の北西海岸部の雪解け洪水、また、森林火災が引き起こす洪水など、様々な流域の特性について学びました。また、学部時代の指導教員も継続して連絡をくださり、インドネシアの流域についても卒業論文をまとめて論文誌に投稿することができました。修士論文では、様々な気候・土地利用下の土壌水分の比較を進めています。手法も、大量のデータを切り口を変えて分析するようなものから、泥臭いフィールドワークまで幅広く体験させていただいています。2年目は、様々な流域に関する知識をさらに蓄えつつ、まだ断片的である各プロジェクトの結果を、きちんと研究成果としてまとめあげていきたいです。

授業に関しては、1年目は専門である水文学の授業を主に履修し、基礎を固めました。2年目は、水文学に関連する環境要因を理解するため、気候学・地理情報システム等に関する授業を履修する予定です。

 

[英語]学術的英語の運用能力と論理的思考力の向上

上記に関して、研究手法に関する授業と、指導教員からの添削指導を通して、ライティング・スピーキングともに多くの質の高いフィードバックをいただけました。場数を重ねることにより、以前よりも構造的・具体的・包括的な文章を書くことができるようになりました。

また、身に着けたい研究能力についても視野が広がりました。英語の運用能力と論理的思考力のほかにも、問題を設定・解決する力、研究と実務の橋渡しをする視野、大きなデータを扱う技術、結果を分析する洞察力、知識の量などが、研究能力として必要です。そのような研究能力を高いレベルでバランスよく兼ね備えた先生方・学生に出会い、自分の目指す「洪水・渇水研究の分野で活躍する人物像」について理想を固めていきました。

 

[交流] 様々な人と臆することなく関わりあうことにより、自らの発想を柔軟にしていく

カリフォルニア州は非常にリベラルで、外国人でもアクセントのある英語でも抵抗なく受け入れてもらい、居心地良く過ごすことができました。友達や知人同士でどんな話題を喋るのか(人・学校・社会情勢・お菓子・音楽・スーパーマーケット・場所・映画・本・新聞 etc.)、何が面白いとされるのか、相手がどのような反応をするのか、自分がどのような反応をしたら伝わるのか…毎回の会話が試行錯誤と発見の連続です。まだ、話題について知ってることが少ない状況だと会話に苦労するので、少しずつ改善していきたいです。

また、1年目に発足させた「水分野の勉強をしている院生の会」を通して、学術的にも知識の幅を広げることができました。2年目はオンラインなのでどれほど人が集まるかわかりませんが、2年目も続けていきたいです。

 

<今後の抱負>

2019-2020年度は、日本を含め世界各国で、未曽有の規模の洪水・渇水が頻発しました。気候変動の影響がどんどん表れていっていることを感じ、今後自分がどのように水災害の問題に取り組んでいきたいか考えるきっかけとなりました。20年後、私が研究者・技術者として自らプロジェクトを回せるようになったときに、社会から求められるものは「気候変動の影響を考慮した将来予測と、それに基づく政策決定」から「より迅速な洪水・渇水対策の実施」に移っているかもしれません。しかし、私の専攻する流域水文学は非常に応用が効くので、需要が変化しても勉強したことは活かしていけると思います。変化する気候や社会の下で、どのように流域水文学の知識が応用していけるか、どの分野との協力が必要かといった点を念頭に、勉強・研究を続け、少しでも早く社会に貢献できるような研究者になりたいです。

 

大真奨学金のご支援のおかげで、毎日頭と手をめいいっぱい動かして新しいことを吸収する、充実した留学生活1年目を無事終了することができました。最後に重ねて、大真奨学金事務局の皆様に心から感謝申し上げます。

  • 以前のレポートはこちら

平成28年度奨学生の声

「1年間で自分の世界が圧倒的に広がりました」

平成28年3月大学卒業/24歳


大真奨学金の皆様に暖かく送り出していただいてから1年が経ちましたが、この1年間で自分の世界が圧倒的に広がりました。教授と議論を英語でしても物怖じなくなっていたり、新たなプロジェクトを仲間達と立ち上げたりするなど、留学を通して達成したかった目標にいつの間にか到達していました。大真奨学金の皆様の支援のおかげで、生活費や制作費に困ることなく1年を過ごすことができました。貴重な機会を得られたことに感謝しつつ、残りの1年間も更に精進したいと思います。

平成26年度奨学生の声

「この留学で得たものを日本だけでなく世界に還元できるように精進したい」

平成26年3月大学卒業/23歳


留学から早くも3か月が過ぎ、慣れない課題に試行錯誤することもありますが、すべてが成長する機会であると前向きに捉え楽しく過ごすことができております。アメリカで世界中の国々からやってきた学生と切磋琢磨しながら学業面でも生活面でも毎日新しいことを学べる環境に身を置き、将来の夢に向けて自分の能力を最大限に伸ばすべく進歩する機会を大真奨学金の皆様のおかげで得られていることに感謝しつつ、また皆様の期待に応えるべくここで得たものを日本だけでなく世界に還元できるようにこれからもより精進していく所存です。

More +

平成25年度奨学生の声

「勉強や新しい生活を通じて一回り大きくなれるように頑張りたい」

平成25年3月大学卒業/23歳


海外の大学院留学ということで勉強や英語の不安も大きかったのですが、何よりも不安だったのは留学にかかる費用です。そんな中、大真奨学金のスタッフの方は奨学金支給決定前から様々な形で相談に乗って下さり、留学前からのサポートを行って下さったため大きな心の支えとなりました。私は今ロンドンに来たばかりですが、留学先での勉強や英語環境下での新しい生活などを通じて自分が学業面でも生活面でも一回り大きくなれるよう頑張って行きたいと考えています。

平成24年度奨学生の声

「勉強は楽ではないし苦労も多いが、確実に自分の成長を実感。無駄にすることのないよう努力したい」

平成24年3月大学卒業/24歳


かかる時間や費用の面からも不安の多かった大学院留学という進路ですが、実際にイギリスに渡って勉強を初めてから、「やはり来てよかった、人生の中でも最も価値のある投資の一つだった。」と実感しています。もちろん勉強は楽ではありませんし、苦労も多いのですが、確実に自分の成長を感じられ、早くも1年後に自分がどれだけ力をつけているかが楽しみです。大真奨学金のおかげでロンドンという最高のロケーションで勉強する機会を得ることができました。本当にありがとうございます。この貴重な1年を無駄にすることのないよう努力していこうと思います。

応募にご興味のある方はこちら

  • 募集要項及び誓約書はこちら
  • 選考の流れはこちら
get_adobe_reader

協力先

特定非営利活動青少年自立支援施設淡路プラッツ
ニート・ひきこもり青年の支援で関西における老舗である淡路プラッツ様のご協力のもと、不定期に将来の日本を担う若者に職場実習の場を提供しています。
桃柿育英会
被災地で力強く生きようとする孤児や遺児を共に支えるという理念に共感いたします。
一般社団法人コペルニク・ジャパン
テクノロジーの力で効率的、永続的に世の中をより良く変えるという考えに賛同します。
国境なき医師団
エボラ出血熱との闘いを応援します。